A history of golf's most famous trophy

最も有名なトロフィー、クラレットジャグ

全英オープンがスタートし10年後、1870年大会でトム・モリス・ジュニアが3連覇をなしとげたとき、それまで優勝者をたたえるために翌大会までに限り授与されていたチャレンジベルトを永遠に手にすることとなった。それが、大会開始からの規律だったのである。

クラレットジャグとリンクス
クラレットジャグとリンクス

規律であったものの、実際には想定があまりなされてなかったのか、主催者たちはその後について議論を重ねることとなる。翌年の春にプレストウィック・ゴルフクラブの会議にて話し合われた際に、それまでのプレストウィックのみでの開催ではなく、セント・アンドリュースやマッセルバラ、さらにほかのクラブも開催に参加すること、それとともにあらたなチャレンジベルト製作への資金提供も、という今後の選手権の将来の方向を左右するきっかけとなったのだ。

優勝者とクラレットジャグ
優勝者とクラレットジャグ

この議論はすぐに決着することなく、この年1871年の開催はみおくられることとなり、翌年秋、ようやく、プレストウィック、セント・アンドリュース、マッセルバラの3クラブに拡大しての開催と選手権優勝者にはメダルと、銀のクラレットジャグが贈呈されることが決定したのだった。こうしてチャレンジベルトが廃止され、チャンピオントロフィーが誕生したのである。